災害でも役に立つ登山用品 VOL.02 「安全を高める! ヘッドランプ」

地震のインパクトが薄れないうちに第二弾です。 夜明け前からの行動や已む負えない事情での夕方から夜間の行動に備えて、登山装備のマストアイテムはヘッドランプです。 通勤バックに入れておけるサイズです。 リュックサックに入れっぱなしではもったいない…

災害でも役に立つ登山用品 VOL.01 「水が無くてもトイレは我慢したくない!」

生きていく上に欠かせないのは水、そして食べ物ですね。登山においても私たちは水と食料は欠かすことができません。 これは屋久島でおなじみの携帯トイレブースの中です。 貴重な飲むことができるグレードの水を水洗トイレで使わないということはとても大切…

岩石から山をみてみよう VOL.04 「北八ヶ岳天狗岳と稲子岳」

富士山と比較されるほど広いすそ野を持つ八ヶ岳連峰は100万年を超える長い火山噴火の歴史を持っています。南八ヶ岳の方が古い火山で北八ヶ岳は若い火山ですね。 先日、黒百合ヒュッテに宿泊して天狗岳から北の稲子岳周辺を歩いてみました。 いつも雪に覆われ…

植物と友達になろう! VOL.12 「チングルマ」

今日6/18の通勤時間帯に発生した大阪の地震、バックの中にあるヘッドランプを思わず確認してしまいました。1995年の阪神大震災以降、小型軽量化されたLEDヘッドランプは共にあります。 北アルプス雲の平にて チングルマはバラ科の落葉小低木です。アルプスの…

植物と友達になろう! VOL.13 「ハクサンイチゲ」

南北アルプスの夏山で出会う白い花のひとつ「ハクサンイチゲ」は大ぶりで群生するので良く目立ちます。 同じキンポウゲ科の北岳頂上付近だけに分布するキタダケソウや、北海道日高山地に分布するヒダカソウに比べると分布は広い範囲です。 ★ 北岳~間ノ岳~…

岩石から山をみてみよう VOL.03 「花崗岩 堅い?脆い?」

山の景観を形作る主役と言えば花崗岩でしょうか。大岩壁や岩峰をつくるかと思えば、風化した砂礫を形成します。北アルプス燕岳のイルカ岩をご存知ですか。 兵庫県六甲山塊にある芦屋のロックガーデンは昭和初期からクライミングの名所で有名ですが、今は風化…

岩石から山をみてみよう VOL.02 「山に登った化石・南アルプス稜線の石灰岩」

花の名山 伊吹山や新潟県糸魚川にあるクライマーに有名な明星山のように大きな塊で目立つ山があります。下は明星山。石炭紀後期からジュラ期にかけての2億6000万年と言われる昔にできた生物由来の岩石です。 福岡県の平尾台も石灰岩でできていますが、羊が群…

岩石から山をみてみよう VOL.01 「南アルプス稜線の赤色チャート」

日本第二の高峰 北岳を筆頭に3000m級の峰々が連なる南アルプスはまたの名を「赤石山脈」と言います。稜線に露出する赤い層状の岩石はチャートという岩石です。 今度ご一緒した時に見てもらいたいです。 写真は塩見岳で見たものです。放散虫というプランクト…

植物と友達になろう! VOL.11 「マムシグサ ユキモチソウ」

やや薄暗い野山を歩いていると、ラッパを上に向けたような筒状の仏炎苞が特徴のマムシグサをよく見かけます。茎の文様があの蛇「マムシ」に似ているので名付けられたちょっとかわいそうなサトイモ科の植物です。 テンナンショウの仲間には何種類も山で見るこ…

ゴールデンウィーク第三弾 奥穂高岳は雪から晴れへ 登頂ならず 2

当初の予定では晴れると思われましたが、500ヘクトパスカルの上空に-24℃ の寒気が入って各地の山岳に降雪をもたらしました。 芽吹きだした木々にも雪が積もりました。下の写真は5/6、咲き誇るニリンソウ群落です。 今回は涸沢から上部に向うことは清く断念し…

ゴールデンウィーク第二弾 奥穂高岳は悪天候前に滑り込み!

ゴールデンウィーク中盤、5月1日から3日にかけては奥穂高岳へ向かいました。快晴秋期も終盤、薄雲が広がりつつある中、涸沢へ向かいました。 うっすらと焼ける奥穂高岳斜面、午前中は持ってほしい!村内願望を胸に白出のコルを目指します。 ご参加いただいた…

ゴールデンウィーク第一弾 槍ヶ岳は快晴でした。

ゴールデンウィーク前半の4月28日から30日、好日山荘登山学校では北アルプス槍ヶ岳登頂企画を実施、皆様の素晴らしい笑顔がまぶしかったです。 2018年、今年は雪が少ない年でしたが、肩から頂上にかけてはしっかりとアイゼン装着となりました。 ご参加いただ…

登山学校感謝ツアー in 北播磨三草山とタケノコ収穫 ご参加ありがとうございました。

暖かくなって、タケノコがニョキニョキ! 竹になっているのではないかと心配していましたが、西脇市観光協会と加東市商工観光課のご協力を得て、好日山荘登山学校お客様感謝ツアーを開催しました。 加東市の三草山は平家物語の三草合戦の舞台。歴史と登山、…

植物と友達になろう! VOL.10 「アケビ・ミツバアケビ」

ぐんぐんと緑の葉が伸びるこの季節、花が咲き、昆虫が忙しく飛び回ります。 よく陽が当たる登山道の脇、つる性の落葉樹であるアケビの花が咲いています。秋にアケビの実があると多くの方が足を止め、見上げて探す、あのアケビです。 3枚の小葉で濃い赤紫のガ…

植物と友達になろう! VOL.09 「フタバアオイ」

下向きに咲くとても地味な花、ウマノスズクサ科フタバアオイの花を見つけました。うっかり通り過ぎるほどですが、一度でも見ると忘れがたい花です。 葉の形はハート型で、「この紋所が目に入らぬか!」のフレーズで有名な徳川家の御紋のモデルです。 京都賀…

植物と友達になろう! VOL.08 「ウルップソウ」

ウルップソウはオオバコ科ウルップソウ属です。花は他の高山植物に比べて早いので、夏山シーズン最盛期では花期を逃してしまうことが多いです。 残雪がまだ多い時期、梅雨の影響を受ける時期でもあるので、しっかりと準備をして見に行きましょう。もちろん、…

植物と友達になろう! VOL.07 「シナノキンバイ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマキンバイ・ミヤマダイコンソウ」

各地で花が咲き出してきました。里山から高山までキンポウゲ科の植物はとても多く、白や黄色の花が目立つので、皆さんも目にしていることが多いはずです。 下の写真は「朝日岳から見る剣岳と北方稜線の山々」 夏のアルプスに競うように咲く高山植物の中で黄…

植物と友達になろう! VOL.06 「イカリソウ」

花の形が船のアンカー、錨の形に似ているところから名づけられたらしいです。軸の出る側が逆だとまさに船の錨のようです。 ⇒ 植物と友達になろう! イカリソウは「淫羊かく」という漢方の精力剤にもなるフラボノイド多糖体を含むのだそうです。成分はイカリ…

植物と友達になろう! VOL.05 「クロモジ」

透きとおるような黄色の小花が集まったブーケが可愛いクロモジが咲きだしていますね。 枝を高級楊枝の材料として使われるクロモジは野山でよく見られる落葉低木です。今日の六甲山横池付近に見事な花を咲かせる株がありました。 小さな花ですが、これだけ集…

植物と友達になろう! VOL.04 「イワウチワ」

ピンクの可憐な花が咲き乱れる姿は今ですよ! 加藤ガイドのHP更新しました。 雪解けが進んだ落葉広葉樹の根元には群生する艶やかなハート型の葉を広げるイワウチワ。花が咲く前だとイワカガミの葉に似ています。イワカガミの方が鋸形状が鋭く光沢が強いで…

植物と友達になろう! VOL.03 「セツブンソウ」

低山ではいささか旬が過ぎましたが、日本の山野草はその地域、積雪量、標高、斜面の向きで開花時期に差があります。 まだ見ることができる地域があれば教えてください召せ! お久しぶりに ⇒ 加藤ガイドのHP更新しました。 春分の日は2017年が3月20日、2018…

植物と友達になろう! VOL.02 「タムシバ」

早春の山道を行くと山懐がポッと明るく華やいでいるのを見てうれしくなるのです。 何の花なのかなぁ? お久しぶりに ⇒ 加藤ガイドのHP更新しました。 雪が消えつつある1000m級の山肌、新緑を迎える直前、タムシバの花が白く目立つ季節です。ひょろっと背高…

植物と友達になろう! VOL.01 「福寿草」

雪が融け枯葉色の斜面が黄金色に変わったのを見逃した!? 絶対自分の眼で実物を見た方がいいですよ。 心が弾むんです。本当に! ところで今日は4月7日、少し、寒の戻りで肌寒いですが、2018年の桜は超特急ですね。満開になったと思ったら葉桜に。 でもエゾ…