植物と友達になろう! VOL.11 「マムシグサ ユキモチソウ」
やや薄暗い野山を歩いていると、ラッパを上に向けたような筒状の仏炎苞が特徴のマムシグサをよく見かけます。茎の文様があの蛇「マムシ」に似ているので名付けられたちょっとかわいそうなサトイモ科の植物です。
テンナンショウの仲間には何種類も山で見ることができます。サトイモ科の特徴である肉穂花序と仏炎苞を持つので、名前はわからなくても見たことがある人は多いかと思います。天南星と書きます。日本には30種類ほどあるそうです。
緑の縦じまで撮影場所は兵庫県の雪彦山なので「ハリママムシグサ」のようです。透かした光に蜘蛛がいました。
六甲山、烏原貯水池に「ウラシマソウ」がありました。 細長く伸びたひげ状の花序付属体を浦島太郎の釣竿に見立てたのでしょうか。
5月中旬、六甲山高山植物園には「ユキモチソウ」がそこかしこに出ています。「ムサシアブミ」という変わり種、植物園に生えていましたよ。見つけたら教えてくださいね。
多年草で球茎の細胞にはシュウ酸カルシウムの針状結晶などをもっているので有毒です。また、テンナンショウ属の植物は小さい株の時は雄、大株となると雌に性転換することが知られています。
秋になると赤く熟します。その頃にカラフルなトウモロコシみたいなので気づく方も多いかと思います。
鹿児島県屋久島ではこんなカラフルなタイプを見つけたこともあります。
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